巨星落つ

私はカトリックの信徒ではない。が、以下のニュースを見てしばし黙祷を捧げる。

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が死去

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)、バチカンの法王宮殿で死去した。四半世紀以上にわたる在位中、他宗教と対話や和解を進め、世界10億人のカトリック教徒の精神的な支柱として大きな足跡を残した。発言は母国ポーランドをはじめ東欧諸国の変革にも影響を与えた。104回もの外国訪問を重ね、「空飛ぶ聖座」と呼ばれる活発な外交でイラク戦争にも強く反対した。

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朝日新聞 asahi.com、 2005年04月03日(日) より引用。

実は母親が20年ほど前に、法王への謁見の末端の方に連なった事がある。話しを聞いて非常に尊敬の念を持っていた。偏見を排し、銃弾に屈する事も無く、キリスト教の「愛」という信仰の本質を行動を持って問いつづけた、偉大なる人であったと思う。法王の死去に際して多くの国々で数多くの人々が祈りを捧げたが、それは彼の地位によるものではなく、行動によるものであったと思う。改めて冥福を祈りたい。