パソコンの売り方。

今日、午前中に近所のスーパーマーケットに行きお買い物。レジで支払いを済ませ、買った物をコーナーで袋にまとめていると、目の前にこんな POP広告があった。

「安心!! クリーニング済みパソコン、2Fレジ横コーナーで販売 」

「クリーニング?」 古着じゃないんだし、なんかパソコンを選ぶ基準にしては、ずれているような。何だろうと思って、とりあえず2階に行ってみた。
2Fの日用品売り場のレジの奥に、催事コーナーがある。よく鍋や下着などの特売をやっている所だが、今回は夏休みリサイクルパソコンフェア−と言うのをやっていた。

ただコーナーの一番目立つ場所の目玉商品が Compaq *1 のパソコンで、turbo Linux プレインストールモデルという物だ。なんだか、初心者向きなのか、プチマニアックなのかよく分からない。まー Windows でなくても、OpenOffice があれば、ワープロ表計算は出来るしね。*2

後、売り方もなんか普通とは違う、第一のセールスポイントが清潔・安心と言う事で、チラシにも掃除や消毒作業の内容が写っている念の入り用。これが主婦の視点と言う事だろうか。うーんある意味生活感覚に溢れているというか。
スペックは2の次*3でほとんど分からず、後はインターネットは大丈夫です。TVやDVDは見れません・録画もできませんとか、そんな大雑把な説明しかない。売り場に誰も客は居ず。店員が一人でまったりしていた。考えてみれば、中古品とは言え、日用品売り場では周囲の商品の約 10〜100倍の値段と、一番値段の高いものを売っているのだから、安売り全開じゃなくって、もう少しなんか雰囲気を出しても良いんじゃないかと余計な心配までしてしまった。

確かによくよく考えてみると、中古のパソコンで家庭用だったら、誰がどんな使い方しているか分からないし、パソコンって案外と汚れやすい物だと思う。*4 これからパソコンを家電として、家庭に普及させていく上で、案外と抗菌仕様とか汚れをシャットアウトとか、そんな事が重要なのかも知れない。*5 買い手に応じて、売り方を考える。そう言う事なんだろうか。

普段、パソコンでプログラミングなどばかりをやっているせいか、そういう視点がなんだか妙に新鮮に見えた。

*1:すでに無い会社名を出すのも何なのだが。・・・・

*2:いちおう、OpenOffice の宣伝めいたことも張り出していた。ただ、その辺の買い物に来ていた主婦にとって、そこまで意識するのだろうかと思うけど。

*3:確かに売られているパソコンの大半がメモリ 128MB だから、プログラミングや計算に使うには少しつらい。値段につられかけたが、その辺で買うのはやめた。

*4:かくいう私も、紅茶やジュース、クッキーやクラッカー、チョコレート、菓子パンのくずをよくキーボードにこぼしたもんだ。

*5:たしか先日行った、梅田のヨドバシカメラでも抗菌仕様のマウスとか売っていたな。