[こころ]たまには背中を押してもらうのも良し。

Hiroette さんの瞑想ブログ*1を見てつれづれなるままに。

なんか、結果的に脅かしてしまったようですみません。> Hiroette さん。
あれは確か昔、高度成長期時代のいつぞやに、首都高速のどこかで低周波公害とそれによる訴訟があった事が頭に合ったので、そう書いたと思います。最近は技術も進み、防音対策も割りと充実してきたので、昔ほどひどくは無いと思います。

瞑想を進める上で、最低限知っておいた方がよい体の仕組みについて、簡単に説明しておきます。人間の自律神経の仕組みについてです。よく自律神経失調症とかいいますが、心身の安定には自律神経の安定が欠かせません。つまり、良い瞑想を行うには自律神経の安定が欠かせないと言う事です。また瞑想を通じて自律神経の働きを安定、強化していく事も可能であり、基礎として押さえておく方が良いでしょう。自律神経は以下の2種類の神経からなります。

  1. 交感神経
  2. 副交感神経

交感神経は血管を拡張させて、内臓の働きを活発にします。(つまりアクセル)副交感神経は血管を収縮させてその逆で内臓を休ませます。(つまりブレーキ)瞑想において呼吸法が大切なのは、呼吸法を通じて*2胃腸の神経に良い刺激を与えてこの交感神経と副交感神経のバランスを計っていく事が出来るからです。*3人間は高いストレスにさらされるとアドレナリンの過剰放出で交感神経が働きっぱなしになり、要はいらいらした状況にさらされます。*4 また別の要因で副交感神経が働きすぎると、だらだらやる気無し状態になります。どちらにしても自律神経のアンバランスを放っておいて、瞑想をしてもなかなか効果が出ません。特に交感神経が昂ぶっているときに、強制的に集中の瞑想を行うと、無理が来てストレスで体を壊します。*5

でも、瞑想だけで自律神経のバランスを回復するのは難しいです。現代人はどちらかと言うとストレスにさらされているので、交感神経が過剰に働く傾向が強いと言われています。こうした時にはぬるめのお湯に半身浴で体をリラックスさせたり、後は最近流行りのアロマテラピーですか、天然の香料を使って気持ちを落ち着けると言うのも手です。(化学的な作用で交感神経をなだめ、副交感神経の活動を高める物も有ります。)

それでも、なお抜けない疲れがある場合はどうするのか。私の場合は腕のたつカイロ・プラクティックの先生が知り合いにいるので、素直にマッサージを施術してもらいます。始めたのは最近です。前の仕事でデスマーチに陥り、心身ともにかなりきつい状況に追い込まれました。それで幾ら寝ても、瞑想しても直りません。おまけに不眠症も併発です。ボロボロでした。やはり自力では無理と思い、家族の紹介で通い始めました。そのカイロの先生が言ってましたが、

  1. 仕事で無理をする、ストレスが溜まる。
  2. 姿勢がゆがむ。
  3. ゆがんだ姿勢が神経を圧迫して、自律神経の働きを弱める。*6
  4. ストレスに対する抵抗力が落ちる。仕事の効率も落ちる。
  5. 1 に戻る。

だそうです。私の場合、カイロの施術を受けて、2回目ぐらいで不眠症の方はかなり改善されました。ただしカイロ・プラクティックは流派が25ほどあり、また腕も個人差が大きいので施術者を選ぶ際には注意が必要です。*7

まだいろいろ有りますが、長くなるので今日はこの辺で。

*1:http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/meisou/28

*2:特に腹式呼吸とか、この辺は実際の呼吸法そのものの技術に関わる話であり、説明が難しい部分なのですが。

*3:あと新陳代謝、血液の循環もよくなる事で体に良い影響を与える。

*4:疲れても興奮して寝付けないのは自律神経のバランスを崩し、交感神経が優位になっている場合が多い。

*5:そんな時に首筋を触ってみるとわかります。かなりこっているはずです。

*6:カイロの先生曰く、特に首筋のゆがみが副交感神経を圧迫して、瞑想の妨げになるそうです。

*7:ちなみに私は大阪在住です。Hiroette さんは東京ですよね。