準対応

私は職場の1Fで仕事をしているが、職場の3Fに行かないと暖かい飲み物を出す自動販売機が無い。今日も喉が渇いたし、暖かい物が欲しかったので、3Fまで自動販売機にジュースを買いに行った。小銭が無かったので、千円札を入れようと思うと、千円札の投入口に「新札準対応機」とのシールが張ってあった。


「準対応」・・・・どういう意味であろうか。

千円札投入口だから、新札も一種類。対応しているなら使えるし、使えないなら未対応。・・・・だと思う。まるで急いで対応したから自信ありません。と言った感じである。確かに画像の認識は面倒な事も多い。ハイテク駆使して作られた新札なので色々と難しいのであろう。事前に新札を手に入れるのも無理な話なので、発行されてから急いで改造したのであろう。なんか「準」の一文字にそんな苦労が詰め込まれているような気がした。今までのお札でも、弾かれて苦労した事がたまにあったので、やはりその辺は慎重になっているのであろうか。まー自動販売機なので、そんなに目くじらを立てるほどのことでも無いと思うが。

新札を入れてみるととりあえず受け付けてくれた。運が良かったのか、当たり前の事なのか。幸い新札は文字通り新しいしわの無い札だったので、ちゃんと通ったのか。良く分からないが、とりあえず不安は当たらずに済んだようだ。

そんな事を色々考えながら、手ぶらに帰って来た事に気づいたのは1Fの部屋に戻ってからだった。・・・・・幸い、飲み物は取り出し口にそのまま置いてあった。最近こんな事をよく経験する。困った物だ。