交通事故。

昨日、事故に巻き込まれました。観光バスに乗っていました。名神高速のジャンクションで、バスの前の前の車が、あろう事に Y 字の分岐点で両方の道をふさぐように Uターンしようとしたため、その前の車が急ブレーキを掛け、バスがそれを避けようと、高速道路の側面に衝突です。*1 バス前面のフロントガラスの左側に蜘蛛の巣を張ったように大きなヒビが入りました。

友達が衝突時の衝撃で吹き飛ばされ後頭部からバスの前方に激突です。*2 頭から出血がひどく、一時騒然となりましたが、処置も一段落つき、無事だと連絡をもらい、ほっとしている所です。私も側面に側頭部を庇うように左腕全体を強く打ちました。最初は関係各所への連絡や、バスの中の乗員の無事を確認したり、警察や救急への応対など気が張っていたのですが、不意に気分が悪くなったので、そのまま救急車に乗りました。多分、乗り物酔いの強い奴みたいな感じだったので、軽い脳震盪だったかもしれません。

土曜日・祝日だったので、救急病院しか空いておらず、怪我が一番ひどい友達を最初おろしてから、三件目の病院で診断をうけました。幸いな事にバスの乗客にキャリア 50年という元外科専門の看護婦の方がおられたので、救急車にも付き添っていただき、色々と救急への対応を手伝ってくださり、アドバイスを頂いたりしました。不幸中の幸いだったかもしれません。診断結果もレントゲンで確認した所、とりあえず大丈夫なようでした。

交通事故も救急車も生まれて始めてでした。これから、月曜日以降に病院で診断書を作成してもらったり、高速道路の交通警察へ事情徴収に出かけたりと何かと手間が掛かるんですね。その元看護婦の方が「救急車が来るのが相変わらず遅すぎる、病院の手配はどうなっているんや、日本の救急医療は断然遅れている。厚生大臣にもっと要求して行くなあかん!!」と憤慨していました。確かに事故発生から、救急車が来て、最初の病院に着くまでに1時間でした。遅いですね。名神のあの場所は事故多発地帯でも有名ですしね。備えは必要だと思いました。

窓の外、スローモーション、事故現場、血塗れたタオル、疲労困憊。

考葦子。

*1:バスの運転手さんはとっさながら、適切な判断だったと思います。そのまま、前の車に衝突だったらもっと大事だったと思います。右側に避けたら後続車に追突されていたでしょう。

*2:運悪く立ち上がっていた時だったのです。