修辞と嘘の境界線。

なんか眠いな。・・・・疲れているからかな。・・・今日は誰だろう、自分は。・・・

そう言えば先日、眞鍋かをりさんの BLOG の記事を元ネタに聞き上手である事や、オープンである事について色々と考えてみたけど、「オープンになる」、「自分に正直」といっても、そう単純な事じゃないんだよな。やはりそれなりのリスクが有るわさ。誰に対してもオープンになるんて、なかなか出来るもんじゃないよ。場合によっては自分が傷つく事もある。自分は自分、他人は他人と割り切ると言っても、色んな人間関係の中ではそれが無理な場合もあるわさ。"o(-_-;*) ウゥム…

最近、この BLOG でも書いているとおり、母親が厄介な病気にかかって、色々と面倒を見ないといけないんだ。と同時に母親が思い出す昔話に付き合う事も増えたな。色々あって母親と2人きりだけど、ほんと、今までそら色々あったわな。わだかまりや葛藤も有るし。心の病だから、本当は聞き上手になって相手の話しを平常心で十分に聞いて、気持ちを平静な方向に持っていくことが必要なんだ。普通は人間関係ってよく話すほうが、聞き手に対して影響を与えているって思うだけど、場合によっては全然逆なんだってさ。「へー」だったな。最初あの読んだ時は。けど少し方向性が見えたという気がしたな。

相手中心で、集中して聞くと、話してのほうは癒されるのですが、同時に無防備な状態になってしまうのです。つまり相手の信頼を得、真剣に集中して聞けるような聞き上手になると、相手の相手の心を侵襲する危険をはらんでいるのです。なにごとも過ぎたるはおよばざるがごとしです。

プロカウンセラーの聞く技術』 東山 紘久 創玄社 2000年 P19(真剣に聞けるのは一時間以内) より引用

前の記事でも紹介したあの本、いわいる How to な本なんだけど、その How to が当に求められている時って、けっこう読んでいて実感してすることが多いんだ。ただ確かに冷静に考えると分かるんだけどね。そう簡単に理屈どおりに行かないのも事実なんだな。やはり母親が語る昔話なんだからかな?自分の作っていたイメージと違うと余計かな。おまけに私の人生について語られたりすると冷静に聞けないよ。最近、そんなやり取りはあって僕が感情的になったら、泣き顔で「せっかく素直な気持ちになって話しているのに!!」といじけてしまった。・・・はははは。・・(゜ー゜;Aアセアセ
「素直に」か、後で考えると一つのチャンスだったと思うけど。うーん、やはり家族なんだろうな。僕は全然、素直に聞けなかったな。というか、自分の気持ちにはすごく素直だったけど。変なの。皮肉だな。ははは。
多分、家族だからだろうな。血は水よりもやはり濃いんだな。・・・・利害関係を超えて、感情の世界で結びついているんだから。こっちが冷静な時に限って全然、向こうは素直でないし。やれやれタイミングが悪いや。しかし今は他人を怖がって接触を極力避けようとしているし。難儀な話だ。全部受けとめなきゃいけないの?(〃´o`)=3 フゥ

プロのカウンセラーにしても、自分の身内の話を聞くのは、ある意味いちばんやっかいです。相手が相談者だと話を聞くのは一時間の枠内ですが、身内となると時間は無制限だからです。いってみれば、家族の誰かが自分にかかわる問題を話し
だしたときが、そのカウンセラーのいちばん苦しい時です。冒頭に述べましたが、集中して聞けるのは一時間ぐらいなのですから、身内が無制限に話すときはそうとうの心の余裕がないと、いくらプロでもなかなか話を聞くことができなくなるのです。私自身はというと。家族の話を聞くときはすべての仕事を中断して、全エネルギーを集中して聞くことにしています。これがなかなか若い時にはできませんでした。

プロカウンセラーの聞く技術』 東山 紘久 創玄社 2000年 P17(真剣に聞けるのは一時間以内) より引用

  • 自分に正直になる。
  • オープンになる。
  • 素直になる。

色々と似たような言い方はあるけど、違うんだよな、やはり。最近その実感するんだ。えーと、こんな調子だし、会社での仕事にもして正直スランプなんだ。ははは。困った。

別に家族の問題だけが、原因じゃないよ。ある意味愚痴りたい気もするが、それが卑怯な事だというのも正直な気持ちだと思う。うーん、要するに色々有って、気が乗らない、進まないんだ。必要性は十分分かっているさ。大切な仕事だって。けど乗らない。事情は話したくないから話さないけど、感情が乗らないとつらいよね。母親の一件で家で仕事をすることが多くなったけど、厄介だと思う。mixi に招待されたはいいけど、一時期は中毒だったし、今でも Matlab いじりながらぼーとなっている事や、お気に入りの BLOG や mixi で眠い目で眺めている事って多々あるよ。気分転換のつもりがね。・・・まー難しい仕事だから躓いていると言うも有るんだけど。
うーん、これでは心を患っているのは私の方ではないか。って自嘲することも多かったよ。

でね。つい昨日の事だけど。今の開発内容の報告のプレゼンをしなきゃいけなかったんだ。困った。内容はかなり混乱しているのに、なんか、みんな怖いから誰も深く突っ込んでこないけど。多分に強烈なオーラを発しているんだろうな。先日の三連休、兄が家に来た時に「ちょっと本質的なこと突っ込んだら、雰囲気、殺気立ってくる」って指摘されてたし。・・|||-_||| 貞子・・・・・・
うーん、それでやはり包み隠さず、正直になろうと思ったんだ。で、プレゼンと言っても、淡々と現状を語る調で原稿を作ったんだ。やはり「くさい物には蓋」だとね。会社のためにもならないし、遅まきながらちゃんとリスクは見えるように努力しないと。自分が傷つくのを恐れてはいけないと思ったし。うん。

でもね。部門長の事前チェックが全然通らないんだな。これが。当たり前か。「結局、何が成果やねん!!」という事らしい。まー正直語っているから仕方ないさ。で、言葉少なめに抵抗したけど、やはり「あかん」と言う事になった。はー、なんか嘘ついているようでつらいな。って葛藤したけど。結局、普段よりも多めにレビューを行って、最終的には見込みなんだけど、成果をちゃんと書いて、PRする姿勢をちゃんと出した形の原稿に仕上がったよ。普通はね、プレゼンの原稿は下書きから全部自前でやって来たけど、今回は駄目、全然頭が回らないと言うか、思考の回転を拒否しているって感じだったもん。結局、色んな人が色々と意見をくれたよ。普通は自分のやるプレゼンは自分で話の筋を決めるんだけど。今回は成果の部分は一緒に仕事してもらっている先輩に下案、筋を作ってもらったんだ。初めてだよこんなの。けどね。この発表考えてみれば、私自身の成果発表であると同時に、部門としての成果発表なんだな。

だから、「自分に正直」に「オープンである」以上に、頭回っていないんだから、「態度、素直になろう」

そう考えたんだ。やはり意地張るよりも肯定的に人の協力は受け取った方がいいと思ったし。そう職場なんだから、仕事の論理、組織の論理の方を優先しないといけない場合もあるわさ。結局、最初は十字架に乗るつもりで始めたプレゼン発表が、珍しく質問・突込みにも、ほとんど淀みなく答えられたし、非の打ち所の無いプレゼンになってもうたんや。ははは、これも不思議な話だ。組織の論理と言うと何か否定的な、強圧的なイメージあるけど、ある意味チームワーク、協調の論理でも有るんだな。最近つらい事が多くて、自分を保つために、頑なになっていた部分があったと思う。でないと何か崩れていきそうな気がして怖かったんだ。そう言う意味では今回のプレゼン準備、ただでさえ遅れた作業をさらに止めてしまったけど、話し合いを通じて、今までの作業内容も整理でき、本来の意義・方向性見たいな物も明確になったと思う。少なくとも理解者は増えただろう。*1結果的に大丈夫と思わせてしまったことが、吉か凶かはまだ分からない。けどあのまま一人焦った状態でいても結局は何も状況は良くならなかったと思う。受け入れるんではなくて、合わせる そう考えれば気も楽になるか。

さてこれからどうするか。

そんな焦った状態の10日ほど前にね、また相談したんだ。占星術な先輩の人に、あれやこれや色々と話して、苦しいのを訴えて、どうすれば良いのか、聞いたんだけど。返事はたった一言で終わってしまったんだ。

「寝なさい!!」

確かに。・・・ この BLOG で書いたことあるけど「意を以って意を制するは難し」か、だから瞑想では呼吸法を重視するんだよな。そう言えば、最近、気落ちしていたせいか、「電車で数息」*2もさぼり気味だったな。確かに久々にやりと吐く息、何か澱んでいる気がするしね。意識してやっていたナンバ歩き*3も疎かになっている。内臓が鉛のようになった感覚でつらい日も多かったな。結局は睡眠不足が一番の大敵なんだろうな。結局、悩み事の解決は自分で考えるしかないし。答えようが無いんだ。そのために体を整えなさいと言う事なんだろうな。「相手のことは相手のこと」、「自分のことは自分のこと」か。そりゃそうだ。ありがたい縁だと思う。ちゃんと私の性格に合わせて答えをくれている。けど丑三つ時も近い時間にこんな記事書いていても、全然説得力ないや。やれやれ。(ー。ー)フゥ、

明日からは、ちゃんと仕事片付けようっと。・・・・・*4

東から西のその合間に空しさが通って
夜が闇を閉じても
今日を越えやがて来る明日に少しだけ酔って
意味もなくなんだか眠くないんだよ

眠れないんだよ。

今日のBGM 「24時」 by Asian Kung-Fu Generation in 「ソルファ

プロカウンセラーの聞く技術 ソルファ

*1:それでも、感情の面ではまた別なんだけど、まー会社は建前の社会ですから、本音では却って回らない部分も有るし。

*2:通勤途上で、数息感をやる事。吐く息を長くしてゆっくりと体中の息を吐き出しながら一息ごとに数を数える

*3:ナンバ歩きの方が普通の歩き方より、腰を捻らない分、内臓への負荷はずっと少ない。

*4:BLOG は少しお休みかな。・・・、小ネタの更新ぐらいだろうな。