花葬

先日、知人の葬儀があった。炎天下のちょうど真昼だったが、近所にある公立の墓地公園の管理棟に出向き、告別式に参列した。故人は還暦を迎えたばかりの女性で、以前、色々と世話になったことがある人だった。いわいる女性特有の癌を10年前ほどから患って…

ある一日

会社に行き、仕事をし、体調が優れないので、定時過ぎに会社を出て、少し寄り道をして、家に帰り、晩御飯を食べて、そして寝る。今日はそんな一日だった。何気ない日常ではあるが、去年の今頃を思えば、ずいぶん落ち着いたものだ。 冷麦を 一人ですする 誕生…

格子の意匠

以前、モンゴルには、魚をあらわす語彙は日本語の何十分の一しか存在しないが、馬に関する語彙ははるかに多いと何かの本で読んだことがある。その語彙の差は、日常生活でどこまで細かく対象を認識しているか、その関心の度合いによるものなのだろう。 街中を…

規約

今日会社で残業中に少しむっと来たのは、一通のメール読んだ直後だった。打ち合わせの議事を平文でメールしたら、プロジェクトの報告ルールと違うと言うクレームがプロマネから来たからだ。正直、形式的なことなのでなんか疲れた。報告しないよりはずっとま…

西宮北口駅、1995 年 2月下旬

10年以上前に一度、西宮北口駅で降りて長い距離を歩いたことがある。ちょうど、おばが北に2駅先の甲東園駅の近所に住んでいた。あの大震災の後だった。ようやく阪急電車が西宮北口まで回復したので、救援物資をリュックに背負って出かけたのだ。結局、最…

夏至の翌日、午後7時15分

夕暮れがない代わりに、昼間の日光が残りが淡く空を明るく照らす、そんなやわらかい雰囲気が好きです。一年でもこの短い時期にしか撮れない空の薄い青。 先週末、夏至の翌日、京都に所要があって出かけた。帰り際、午後7時を廻っていたけどまだ明るい風景に…

想定範囲、イメージ

ソフトウェアの仕事をしている。自分自身は気をつけているつもりであるが、システム開発のプロジェクトを進めていくうちに、目的と手段が混同されて、状況が混乱することがある。「何を開発するのか」という部分で、ソフトウェアは目に見えないものだけに、…

そら

つき抜けるような青いそら。 自己主張 われ清浄や はなみずき考葦子 引越しから、一ヶ月。ようやく家の中が落ち着いてきた。買い物に歩いて出かける。新しい家の周辺にはたくさんのはなみずきが植わっている。晴天に映えるその白はまぶしいほどに白い。そん…

トリノ・オリンピック雑感。

確か、1月の半ばだったと思う。ちょうど前の記事にも書いたように、会社でリストラの対象になり、これからどうしようかと考え込んでいた時期だった。真夜中、疲れてはいたが、あまり眠くもなかったので、考え事をしながら何気なくつけたテレビで NHK 特集の…

風呂場のトラブル。

風呂場の湯沸し器が壊れた。風呂に入れない。困った。種火がつかない。機械式だから磨り減ると駄目みたいだ。さすが昭和の時代の製品。 もうすぐ引越すことにしだけど、早くしたいと強く思った。 横殴り、春一番か、ぬるい雨。考葦子。

交通事故(2)

前の記事に書いた通り交通事故にあってから一週間を超えました。あれから4,5日はちょっと後遺症からか、頭に軽い圧迫感を感じたりしていました。それも大分無くなってきました。入院した友達も通院治療に切り替わり、何とか回復に向かいそうです。 今日は…

交通事故。

昨日、事故に巻き込まれました。観光バスに乗っていました。名神高速のジャンクションで、バスの前の前の車が、あろう事に Y 字の分岐点で両方の道をふさぐように Uターンしようとしたため、その前の車が急ブレーキを掛け、バスがそれを避けようと、高速道…

苦界浄土のその後

世界政府:「オハラの学者達の研究は-------」 「我々の想像を越える域に達している。知識は伝達する。その島から出してはならない。」 「オハラに住む悪魔達を抹殺せよ!!! 正義の名のもとに!!! 」 ・・・・・ オハラの学者達:「全知の樹にも直接砲弾が!!!…

Graphviz + pvtrace

人の書いたソースコードを最初に読むのは結構大変である。そんなわけで前から気にかけていたが Graphvizを今回試してみる事にした。グラフ定義のテキストファイルをグラフ画像に展開するソフトウェアツールである。Graphviz 以外に必要なものは pvtraceがあ…

自己責任の限界。

・・・・・<略>・・・・・ 著者は一見するとやさしげな「こころ主義」の背景には、市場競争原理主義に基づく個体還元論があると考える。「問題は社会にではなくて、あなたの中にある」と個人の内面に射程を定めるカウンセリングの世界は、「競争に負けるの…

肩たたき

先日、会社で肩を叩かれた。想定内ではあったが、少し凹んだ。やはり理性と感情は別物だと言う事だろう。約5分で話は済んだ。私があっけらかんと「週末考えときますわ。返事は月曜日にします。」と返事したからだ。私は占星術で人の相談に載ることがある。…

白くて、そして静かな災害

「地元はもう限界」除雪ボランティア呼びかけ2006年 1月 9日 (月) 00:49 大雪に見舞われている東北や北陸の自治体やNPO法人などが除雪ボランティアを募っている。豪雪地帯は自力で除雪するのが難しい高齢者の多い地域でもある。「すでに限界で、少しでも…

『水からの伝言』について(その2、因縁論的な観点から)

昨年末に『水からの伝言』について、すこし思うところがあったので記事にしてみた。急いで記事したので少し意を尽せなかった部分もあるし、書いてみて後で読み返して始めて気付くこともある。また私にしては珍しく2つもトラバを頂き、そちらの方からも非常…

同じ立場

それにしても、露出が少ないバンド ----- 特に地上波TVや一般誌の出演などは皆無に近いのだ。------ がなぜ、今回この雑誌に登場したのか?最後に藤原基央に聞いてみた。 「登場しようと思った理由ですか?・・・・・・いい気分だったからです。すげぇいい…

Mosque in Japan

昨年末に少し気になる記事が会った。今はあまり注目されていないが、今後の私達の生活にも大きく影響するような気がする。 イスラム過激派 パキスタン人、日本支部を画策 警視庁が捜査15年に入国、接触 アルカーイダやロンドン同時テロとの関係が指摘され…

除夜の鐘。

今年の大晦日は、母親と紅白を見ながら平凡に過ごしんだ。*1この一年色々と有ったけど、去年の事を思えば本当にありがたいものだと思うよ。除夜の鐘が聞こえて来た。来年は幸多からん事。そう普通に願える今日に感謝して。 百八つ 月日を過去に 送る鐘。 考…

報道の現場に口を挟んでみる(その2、新興の blog ジャーナリズムに対する一私見。)

木走さんへ 先日の記事(「日本のマスメディアの無責任な報道姿勢に社会正義などあるのか?」)についてです。コメントで済まそうと思ったのですが、長くなりそうになったので、記事にしてトラバすることにしました。前回の記事へのコメントに続き、疑問を呈…

陸の孤島

港湾内、埋立地にある私の職場。先ほど、バスが雪のため運行停止との連絡。帰れない。 ...orz....

『水からの伝言』について。

最近、『水からの伝言』 という本が評判になっている。賛否両論に分かれているが、個人的には反対である。反対する立場の多くの人が(例えば「水からの伝言」を教育現場に持ち込んではならないと考えるわけや書評「水は答えを知っている」等が有名である )…

12月の祝祭。

「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。 悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。」 (マタイによる福音書5章3、4節) (「山上の垂訓」より) イルミネーション、プレゼント、パーティ、ご馳走。そう言え…

海と空と雲と雪と

酔い覚ましには調度良い、冬の朝の風の冷たさ、雪の冷たさ。今年は冬らしい冬だと思う。 龍の背を 白く染めるは 北の風 考葦子。

i

最近、会社でコンサルの人と論議する機会があった。いわいる経営コンサルではなく、人材活用を専門にしたコンサルだと思う。その方から、胸に手を当てながらこう言われた。 「失礼ですが、ハムレット*1さんの文章には「アイ」が足りないと思うんですよね。「…

千羽鶴。

大阪、すこし寒く、長居公園の桜も結局散ってしまった。少し残念。川崎市、等々力、空はどこまでも青く、青く、高かった。TV を見ていると、ガンバの宮本選手が涙顔で、千羽鶴の話をしていた。なんか、正直いい男だなと思った。勝負の世界は厳しいものだと思…

品質に対価するコスト。

(11/30 追記、品質追求のコストを価格に載せることについての考察を加える。) 「悪者探しで景気悪化」 耐震強度偽造巡り武部氏自民党の武部幹事長は二十六日、北海道釧路市での講演で、耐震強度偽造問題について「悪者探しに終始すると、マンション業界は…

何もかけない。

そらを見上げると、赤と空の色の対比が印象的である。葉っぱの色は、その薄さゆえか少し透明度のある赤やオレンジで、日の光に瞬間輝くときがある。 買い物に行く途中、住宅街を通るとマンション建設予定地に群れるススキが風にたなびく。これから建設が進む…